2017.10.17

【イタリア留学通信10月号】工藤栞奈さん

国際教育

トビタテ!留学JAPAN【スポーツ・芸術】
アカデミアリアチ(イタリア・フィレンツェ)
期間:平成29年9月~12月(3ヶ月)
氏名:工藤栞奈(3年)

<留学通信10月号>
フィレンツェにきて1ヶ月が経ちました。イタリアでの生活にすっかり慣れました。

授業は鉛筆デッサン練習も一旦終わり、インクを使ってのデッサンそして油絵に入り始めました。油絵の色の混ぜ方やしてはいけない色の作り方など習い、また画面内に同じ色を少しずつ使い独立させた色にさせない方法や、人の目が注目して行く形なども教わりました。いままでそうした基礎的な絵の組み立て方を知らずに雰囲気で描いていたので、そういう点に気をつけて描いてみると確かに画面がまとまって見えました。これからももっと意識して計算しながら描いてみようと思います。

イタリア語の授業も受けています。無料レッスンなので週一しかありませんが2人から3人程の少人数で基本的な単語などを、プリントなどを用いて説明してくれるのでわかりやすいです。授業は全部イタリア語で行われて最初は先生に何を質問されているのかまったく分からなくて焦りましたが、何回か授業を受けるうちにだんだん理解出来てきました。

授業では問題なくなったのですが日常生活でのイタリア語はまだ分からなくて、近所の人が笑顔で話しかけてくれたり道を聞かれたりしても分からず愛想笑いしたり「分からない」とイタリア語で伝えてしまいました。こんな形でイタリア語を使いたくなかったです。今まで言語の面でここまで困ったことは無かったのでとても悔しかったし、英語に頼りきっていた自分が情けなかったです。英語は世界共通語では無いと改めて実感しイタリア語をもっと頑張ろうと決意しました。

15日にルームメイトが全員帰国してしまい一週間ほど1人で寂しかったですが、ひとりの分たくさんの事を経験できました。まず、フィレンツェの郊外にあるメディチ家の別荘へ行きました。凄く綺麗で広い庭があり、別荘の中は本宅と疑うくらい豪華でした。一番驚いたのは絵画が壁一面にかいてあると思ってよく見たら、全て刺繍だった部屋です。また別の部屋も壁一面に綺麗な布が全面に貼られていて贅沢すぎました。こんな芸術もあるんだと新しい発見でした。

23日にはローマに行きました。ボルゲーゼ美術館に行きカラヴァッジョの作品を見ました。初めて絵画を好きになる、そして、イタリアに行きたいと思ったきっかけのカラヴァッジョの作品をみて感動で泣きそうでした。他にもたくさん名画が並ぶ中でやっぱり一番際立っていたし、同じ時代の画家の中でも違う構図とポーズ、色彩のコントラストで描かれていて当時は全くの新しいスタイルだったのだと改めてわかりました。その次にヴァチカン市国に行きました。ゲートも何もなくて「これが国境?」とびっくりしました。サン・ピエトロ大聖堂にはいると想像したよりもっと大きくて中は豪華だけど派手ではなく落ち着いた空間でした。一番好きな彫刻のミケランジェロのピエタも見ました。写真では何度も見ていたけれどやはり実物の方がより質感のリアルさや重みが感じられました。その次にスペイン広場に行き有名な大階段を見ました。ローマの休日で有名ですが、他にも沢山の映画のロケ地なので映画と同じ構図でたくさん写真を撮りました。少し歩くとトレヴィの泉につきます。もちろんコインを後ろ向きで投げました。願いが叶うといいです。

1日はフィレンツェの美術館が無料解放日なので、ウフィツィ美術館に行きました。ボッティチェリの作品や、ミケランジェロそしてもちろんカラヴァッジョの作品も見れました。ボッティチェリのヴィーナスの誕生、春(プリマヴェーラ)、ミケランジェロの聖家
族、レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知など超有名絵画を初め、好きなボッティチェリのマニフィカトの聖母が見れて嬉しかったです。さらにカラヴァッジョの作品を沢山見れました。特にバッカスは全てが繊細でとても美しく暫く見入ってしまいました…。ウフィツィ美術館の観光客が押し寄せるメイン所はボッティチェリやダヴィンチの部屋なので最後にあるカラヴァッジョの部屋は人が少なくゆっくり過ごせて幸せでした。有名な作品はその画家自身の作品の中でも際立っていたし細かいところに画家の気の入れようやこだわりが見えました。絵画が世界的に有名になったのも頷ける素晴らしさです。

7日にはたまたま見つけた乗馬ツアーに行ってきました!フィレンツェ郊外の田舎町に行きました、レンガ造りの家や果樹園、すべて小さくて可愛くて、童話の中の世界みたいでした。都会の市内に比べて時がゆっくり流れていて「こんな所で老後暮らせたら幸せだなあ……」とか今から考えちゃいました。1時間くらい葡萄畑や丘を乗馬しました。初めて馬に乗って1人で乗るのは怖かったですが、馬は凄く頭が良くてすぐ慣れて心を許せました。イタリアで乗馬なんて人生で一番の贅沢をしたと思います。その後ツアーの人達とランチをしました、いろんな国から来た初めて会った人達と沢山話せて楽しかったしそれぞれいろんな理由でイタリアに来ていて面白いと思いました。

12日には前回のレポートで書いたコンタクトをとって貰ったイラスト専門学校に行ってきました。私の提案にすごく興味を持って貰えて協力して貰えることになりました!来月11月10日にアニメとマンガが日本で今どうなっているのか?またアニメとマンガは芸術と認められるのか?などについてプレゼンテーションをします。20人ほど集めてくれるようです。学校を案内して下さりアニメーションクラスの授業にも参加してきました。レベルがすごく高くてみんな熱心だったので、更に緊張していますが精一杯頑張ってきます!!

1ヶ月楽しいことも悔しいことも色々なことがありました。イタリアにもより深く関わることが出来ました。これからの予定はいまローマに1泊2日で一人旅をしているので11月のレポートで書こうと思います。また一週間休校になるのでイタリアを飛び出してフランスパリに行きます!楽しみです。

【コーディネーターより】 五感を使って吸収する。そんな言葉が浮かんでくるレポートですね!芸術の街で伸び伸びと勉強している様子が伝わってきました^^技術面だけでなく、環境面でも、イタリアだからこそ学べることが山ほどあることでしょう。ぜひ色々なものに手を伸ばして、新しい自分を開拓していってください。来月はプレゼンテーションがあるとのことで、そちらも楽しみですね。日本人としてシェアできることを存分に出してきてください。 Good Luck!国際教育係

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