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活動報告

【七夕文学賞】応募者の皆様へ

2020.06.10 西高Live

選者の先生方より 応募者の皆さまへメッセージ(令和2年6月5日)が寄せられました。

「自分がかくあること」
世界の長い歴史と時代の中で、自然災害や病苦は、私たちの社会と日常生活に大きな混乱や失望を招いてきました。今世界に蔓延している新型コロナウイルスも恐怖です。しかし、ノンフィクション作家柳田邦男は、その体験について語り、書くことの僅かな整理が自分がかくあることに納得し、「生き直す力」を得ることと言います(鷲田清一「折々のことば」)。
情況は異なり、たとえ小さくても自分の出来ることとして、何かを一心に製作したり創作したりすることもその一つです。私どもの推賞します文学短歌の創作もあげられます。
新型コロナウイルス発生に売れ筋らしきカミュの『ペスト』(山口怜子「花(か)實(じつ)」六月号)『万葉集』以来和歌・短歌は多くの人の声を残すにもっとも適した詩型であり、また自分がかくあることの証しともなるに違いありません。今年も是非多くの方々の応募を期待しています。
うえだ七夕文学賞 短歌部門選者 神田重幸先生

疫病に負けない様に己が心ざしを持って励んで行けば必ず道は開けると信じています 暫くの間 怠惰にならぬ様、忍耐いたしませう
うえだ七夕文学賞 俳句部門選者 星野 椿先生

第6回七夕文学賞のポスターはこちらです。

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