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活動報告

2015滋賀びわこ総合文化祭【自然科学】

2015.07.30 西高Live

滋賀県にて開催中のびわこ総合文化祭に、吹奏楽部門と自然科学部門に、本校生徒が出場しています。

自然科学部門より第一日目の模様を報告します。
滋賀県東近江市八日市文化芸術会館にて7月30日から8月1日まで開催されております。

 全国総合文化祭、【自然科学部門】に出場しているのは、坂井美穂さん(3年7組、青木中)です。

坂井さんの研究テーマは「ハルゼミとエゾハルゼミの分布域」です。
 彼女の調査フィールドは長野県青木村の山林で、2012年から15年にかけて調査を行いました。2種のセミの棲み分けについて、標高と植生が要因ではという仮説を立て、研究に打ち込んできました。長野県にてその研究が認められ、今回、全国の舞台での発表の栄誉をつかみました。全国大会の発表では、新たに2015年のデータが加わり、より説得力が増すものになっています。

 彼女の研究の力強さは、豊富なデータ量であり、得たセミの脱皮殻は今回も展示されています。道なき道を自分の足で歩いて行った地道な研究であると思います。

 本日は第一回目の審査が行われました。4分間のプレゼンテーションの後、4分間の質疑応答が行われ、彼女は丁寧に答えていました。
 彼女の研究のきっかけは、小学生時の体験にあり、夕陽に照らされた、セミの脱皮殻が美しくて魅せられた、と話してくれました。

 全国より集まった選りすぐりの研究はどれもレベルが高く、多くのことを吸収していきたいと思います。このような粘り強い自然への探究心が、世界を変えてきたのだと思います。自然はいつでも人知を超えた存在です。その一端に挑もうとする高校生の勇気を称えたいです。

 明日31日は第二回目の審査、記念講演会、生徒交流会が行われます。

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