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活動報告

2015滋賀びわこ総合文化祭【自然科学】2日目

2015.07.31 西高Live

自然科学部門より第2日目の模様を報告します。
本日7月31日は、滋賀県東近江市八日市文化芸術会館にて審査の第二回目、講演会、生徒交流会が開催されました。

 第二回目の審査は、質問のみで短時間で行われました。坂井さんは質問に対して、正確に答えていました。審査発表は、8月1日閉会式にて行われます。
 坂井さんの研究テーマは「ハルゼミとエゾハルゼミの分布域」です。
 研究の目的は、「2種類のセミ、ハルゼミ(触角の節の長さで同定)のすみ分けの要因が標高差か植生(樹種)かを明らかにする」ことです。方法は、2012年から3年間にわたり、青木村の山林(標高1200mまで)15か所にて行いました。結果は、次のようでありました。1、ハルゼミは、標高1100m以下で、アカマツ林にて生息する。2、エゾハルゼミは、標高900m以上で、樹種を選ばない傾向である。3、両種のセミは、標高900~1100mで共存する。
 
 記念講演会は、滋賀大学名誉教授、川嶋宗継先生による「環境学習のすすめ」でした。これだけ科学技術が発達したにも関わらず、なお、環境問題は深刻化している現代において、私たちに自然を愛する心の大切さを訴える内容でした。都市化された環境で、自然などないのでは、と考える人に向けて、大切なのは、「自然をみつけること」である、と語りかけていました。

 交流会は、生徒実行委員会の企画、進行で行われ、司会や、説明の態度が立派でありました。また、本大会を支える、生徒役員のみなさんの仕事ぶりが真に素晴らしく、心のこもったホスピタリティーに感激しました。
 滋賀県の生徒役員の皆さん、本当にありがとうございます。

明日1日は、最終日、琵琶湖にての巡検実習となります。

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